北摂・阪神の情報紙シティライフで連載中の地ヂカラ通信。地域の力を掘り起こすべく、まちおこし仕掛け人の「想い」に焦点をあててレポートしていきます。 あと、それと関係ないことも書いていきます。ラーメンとか。
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2011年01月27日

茨木市の酒蔵「中尾酒造」

地元茨木の酒蔵「中尾酒造」
茨木市の米と水を使う地酒を味わう

 中尾さんから旨い酒ができたと聞き、日本酒好きの私は喜んで取材に行きました。
中尾酒造の杜氏、中尾宏さんはたった一人で酒造りに取り組んでおり、
地元茨木の唯一の酒蔵として伝統をまもるべく、酒づくりに情熱を傾ける人です。
中尾さんのお話を聞くと、大昔、この北摂は朝廷の酒をつくり、まちが栄えていたといいます。
朝廷の酒は諸白といい、米を磨いて白い米を使っていたため透明度の高い、
最高級の酒として納めていたそうです。京都に上がる、つまり「下らない」は、
本当は良い意味で使っていたそうです。このお話のように中尾さんはこの北摂の酒づくりの伝統を重んじ、
この伝統を次代に受け継いでいくことが仕事だと語ってくれました。
 


今回新たにできた酒「侘寂」。純米酒のすっきりした味わいで飲みやすく、つい飲みすぎてしまいます。
撮影前にちょっと味見しすぎました。

 米は現代の酒づくりの主流となっている山田錦は使わず、地元「三島雄町」にできるだけこだわる。
「雄町と山田穂をかけあわせてできたのが山田錦。私の使う酒米は山田錦のお父さんにあたる
雄町をできるだけ使います」。茨木の見山地区(山間部)では昭和の初期頃まで良質の酒造好適米
「三島雄町」が豊富に収穫されていたそうです。ただ「雄町」は丈が長く倒れやすいため作りにくく、
手間のかかる品種のため生産されなくなっていたのですが、15年前、約50年ぶりに、
酒蔵、農家、酒屋が協力して、三島雄町を復活させたそうです。その酒が地元では有名な「見山」です。
深みのある旨味があり、フルーティーで飲みやすい味です。しかし、まだまだ稀少価値の高い米のため、
価格も高く、生産量にも限界があるため、すべて雄町というわけにはいかないようです。
「見山」は春頃に新酒ができるようです。早く飲みたいですね。



 中尾さんのお話にあった「伝統を受け継ぐ」ことは、先人が築いてきた茨木の地の恵み、
その恩恵を受けてまちづくりをする大切さを教えていただきました。
地元の方でも忘れてしまっている茨木の魅力を再認識し、これをもっと活かしていくべきだと感じた取材でした。



中尾酒造株式会社
代表取締役 兼 杜氏 中尾 宏さん
「売れるためではなく、美味しく飲んでもらうことしか考えていない」と、中尾さん。
帰りに近くのおばちゃんからいただいた大根をくれました。(ほのぼのした所に酒蔵はあります)

NOTE

<お問合せ、購入は>
中尾酒造株式会社
茨木市宿久庄5-32-12
TEL072-643-2226


または
代理店
ヤマエ久野株式会社 酒類大阪支店
06-4862-8080


この記事へのコメント
始めまして、地元の酒蔵の検索から来ました。


下らないの語源ですが、私の聞いた所では
江戸時代から明治にかけて、灘や摂津から大量のお酒が
船で江戸に運ばれ、これが下り酒と呼ばれていた。

当時関東で造られていた酒は、夏を越すと味が落ち
その為、下り酒でないものをくだらない(酒)と言ったとか。

これだとやはり、余り良い意味では有りませんね。
Posted by 大タマ at 2011年02月21日 10:57
>大マタさん

コメントありがとうございます。

なるほど。
いろいろと語源説みたいなものがあるんでしょうね。
また調べてみたいと思いました。
Posted by kosaokosao at 2011年02月22日 12:43
樽酒ありますか
Posted by 秋田智子 at 2012年09月01日 00:24
>秋田智子さん
コメントありがとうございます。
樽酒があったかどうか・・・。
1年半前の取材ですので憶えていないんです。
申し訳ないです。
Posted by kosaokosao at 2012年09月01日 16:41
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