北摂・阪神の情報紙シティライフで連載中の地ヂカラ通信。地域の力を掘り起こすべく、まちおこし仕掛け人の「想い」に焦点をあててレポートしていきます。 あと、それと関係ないことも書いていきます。ラーメンとか。
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2011年07月28日

陸前高田市の取材①

陸前高田市の取材①

 6月30日から3日間、東日本大震災で甚大な被害を受けた岩手県陸前高田市に
行ってきました。
 目的は、
●高槻市で行なわれる夏祭りで、高槻太鼓と義援金、衣装などを支援できるように、
高槻まつりをあげて取り組んでいます。その祭りの広報委員とパンフレット作りを
担当しており、今回その支援先の方にご挨拶と取材を兼ねて、太鼓の関係者とお会いするため。
※この取り組みについてはこちらを参照。
陸前高田市から高槻まつりへ


●北摂、阪神間から被災地にむけ元気を送ろう、というコンセプトのもとシティライフで作成、出版した「next」という冊子を届けたい。

●イベントや紙面企画を通じて義援金、支援物資などを集めておりますが、日々刻々と変わる被災地の状況をテレビや、新聞、HPなどでしか得る方法がなく正確な情報が得られてないのが実情。
実際にお伺いして、何を求められているかを知り、私たちのできること、そして北摂・阪神間の皆さんにも被災地の今の状況を届けたい。

 以上の目的をもって出発しました。

 交通は伊丹空港から岩手県花巻空港の空路を利用し、編集長と二人、現地入りしました。
レンタカーを借りて、空港から約20分走り、北上市のホテルに荷物を下ろし、事前に郵送していたNEXTを
車に積み込みました。

 この時点の目に映る景色では、「自分の想像する被災地」のそれではありませんでした。
建物が倒壊する様子もなく、まちも落ち着いて見え、むしろ深緑などの景観の素晴らしさに目を奪われるほどでした。

 北上市から約1時間半ほど山道をひた走り、陸前高田市の近く、住田町にある仮設住宅で、
高槻まつりが支援する陸前高田市の氷上太鼓、そのメンバーの小野寺さんと合流しました。

 小野寺さんは気さくな方で、明るい雰囲気で迎えいれてくれました。
正直、どう接していいか分からず戸惑っていたのですが、小野寺さんの楽しいトークに
いつのまにか自然な感じで話しが弾んで行きました。
被災者で大変な状況にあるにもかかわらず、逆に僕らに気配りされる小野寺さん。
自分がその立場になったら、そんな気持ちになれるか疑問です。
すごい人だな、と思いました。

 早速、被害の大きかった陸前高田市の中心地に向かいました。川沿いの、海へと続く道を下っていくと
ところどころに大阪府警が交通整備を行っている姿が見えてきました。
「この辺から津波の被害がある地域なんです」、と言われ川辺に目をやると、
整理された瓦礫の山が見えてきました。

そしてさらに5分ほど下り、谷を抜けると景色が広がり、平らな土地が見えてきました。


陸前高田市の取材①

陸前高田市の取材①

「えっ!何も無い。恐ろしく広がる空き地・・・」

瓦礫の山と砂ぼこり、そしてテレビの映像では分からない、広範囲に及んだ津波の被害!

この広大で圧倒的な風景と、何とも言えない空気感に、津波の恐ろしさを肌で感じました。
そして、津波が襲ってきた瞬間、被害を受けた方のことが頭をよぎり、言葉を失ってしまいました。


陸前高田市の取材②に続きます。



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